入社までの経緯を教えてください。
もともと絵を描くことが好きで、高校卒業後は4年制の美術の専門学校に通っていました。「いつか絵に関わる仕事ができたら」とはじめは思っていたのですが、フリーの芸術家として成功できるのはひとにぎり。アニメ制作会社なども狭き門です。将来を考えたとき、収入面で安定している仕事に就きたいという想いもあったため、視野を狭めないよう、就職活動では業界や職種にこだわらず幅広く求人を見ていました。そんな中で、偶然IT業界について知ったんです。当時はパソコンのキーボードを人差し指で打っていたくらい、スキルはゼロ。それでも、絵の世界と同じように専門分野を極める仕事は興味深く、挑戦してみたいと思いました。
最終的に当社への入社を決めたのは、面接で社長と話したとき。「社員が毎日安心して働ける環境をつくることで、結果的に会社が成長できたら嬉しい」と熱く語る姿を見て、社員のことをとても大切に想っているのが伝わってきて。ここなら私も大事にしてもらえそうだと、安心したのを覚えています。
今はどんな仕事をされているんですか?
金融系サービスのシステムを手掛けています。入社して1年半ほどはサービスを提供するためのサーバーを構築する部署にいましたが、現在は別チームに異動して、リリース後のシステムに異常がないかを確認したり、問題があったときの改修などをしています。システムの不具合はクライアントが提供するサービスの質に直結するため、日々責任を感じながら仕事に向き合っていますね。
最近では、自分たちで構築したシステムのアップデートを担当する機会もありました。一歩間違えれば稼働中のシステムに悪影響を与えてしまうかもしれない重要な仕事。上司のサポートがあるとは言え、普通だったらこの年次ではなかなか経験できません。若いうちから責任ある仕事に挑戦させてもらえるのは、林電子の魅力です。
仕事で大きな失敗をした経験はありますか?
忘れもしないのが、仕事に慣れてきたころに起こしてしまったミス。構築中のシステムに関わるファイルをうっかり消してしまったんです。実はすぐに復元できるものだったのですが、当時の私には対処方法がわからず…冷や汗が止まりませんでした。怒られるのを覚悟で上司に相談したところ、怒鳴るどころか笑い飛ばしてくれて。ファイルを復元してくれただけでなく、ミスが起きた原因を一緒に振り返り、改善策をアドバイスしてくれたんです。私の上司に限らず、林電子では頭ごなしに失敗を責められることはありません。ミスをした時もすぐに対応できるよう先輩たちが常にフォローしてくれますし、次につなげるにはどうしたらいいかを丁寧に教えてくれます。
先輩方にたくさんお世話になってきた分、今度は私が会社に恩返しをするのが目標。これから入ってくる新人が仕事に悩むことがないよう、私自身が頼れる先輩として後輩を支えていきたいです。
数あるIT会社の中で、林電子の魅力は何でしょうか?
残業の少なさや休みの取りやすさなど、働きやすい環境は魅力です。連絡や相談時に使用する社内SNSも、休日はメッセージを送らないのがルール。仕事を頑張る分、プライベートの時間もちゃんと大切にすることで、メリハリをつけて働ける風土づくりをしています。
そしてもうひとつ、社員を大切にしてくれる会社だということは日々感じています。例えば最近では、「コロナ支援金」という新しい福利厚生ができました。コロナ禍でマスクを購入するにもお金がかかりますし、もしかしたら家族が休業になり生活が厳しくなっている人もいるかもしれない。そんな想いから、少しでも社員の助けになればと生まれた制度です。支給時も、社長が社員に向けて「大変なときだけど、役立ててもらえたら嬉しい」と直接メールをくれました。社長自身も現役のエンジニアなので忙しいはずですが、今回に限らず、ことあるごとに社員を不安にさせないよう定期的に連絡をくれるんです。会社に守ってもらえているなと、改めて実感しています。