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第一義

投稿者:ユウゴ社長

こんにちは、社長の林です。

若輩者ながら私も社長ですので、「社長の座右の銘は?」と聞かれた時(そんな時ある?)に備え、傍らに置いて自らを激励したり、戒めとしている言葉があります。

第一義

第一義の説明は、以下のように難しい言葉が並んでいます。

 1 最も大切な根本的な意義、または価値。「教育の―」「―的な問題」
 2 仏語。最高の道理。究極の真理。勝義。

なんだか難しそうだなぁ、と思っているかと思いますが、
この言葉は、上杉謙信にも深く関連する言葉です。
恐らく、上杉謙信に座右の銘はと聞いたら、「第一義」と言ったのでは無いでしょうか?

その由来は達磨大師と梁の武帝の問答です。

詳しくは上記を読んでみてほしいですが、
上杉謙信は、高野山への隠居騒動の件もある通り、私が見る限り大変ピュアな人間だと思います。
彼は、林泉寺の和尚である益翁宗謙が「なぜ達磨大師は不識といったのか?」という問いに対し、悟りを得たのか、得なかったのか、それは定かではありませんが、晩年、不識庵謙信と名乗ります。

説明が長文になってしまって恐縮ですが、要するに和尚さんは、上杉謙信に対して、
武帝のように自分が行う事に見返りを求めず、自分がこの世に必要とされ、
成すべき事をなす人間になる悟りを開いてほしいと思ったに違いありません。
私から見ると、大変ピュアな謙信は、その意味を考えて考えて、
最後には自分を不識庵謙信と号します。
※謙信っていうのも、宗謙和尚を信じるという意味なのでしょうか?

私も現時点で振り返れば、この時点を目指して頑張っていたのではなく、
その時その時に一生懸命頑張る事により今があります。

真のプロフェッショナルとは何か?という問いも、我々の第一義とは何かと同じです。
日々、意識を高く努力する事は難しい事でもありますが、色々なタイミングで、
意識するようにする事が重要と考えます。

私の書斎(1.5坪、、)には、上杉謙信直筆の「第一義」が飾ってあります。
※林泉寺で購買可能です。

今日も、自宅前の空き地でどなたかの建替工事をしていた大工さんが、我が家の敷地内でなぜか座ってタバコ休憩していたのをたまらず注意してしまうような、小さい人間ではありますが、努力を続けたいと考えております。